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こんにちは。関内校の益田和典です。

巷間では、「9才の壁」という言葉が知られています。
「9才の壁」とは、端的に言うと具体物から抽象物へ問題が変わり
それに思考がついていかなくなって、勉強がわからなく(=嫌いに)
なってしまうことです。

特に算数では、身近な数の作業から4桁以上の計算のところや
「広さ」や「かさ」の概念が入ってくるところで大きくつまずくと
言われています。

ただ現場では、小学3年生・4年生で「わり算」がスムーズに
できないことでおこる算数のつまずきが目立ちます。

「わり算」は
「商をたてる(=概算ができるかどうか)、かけ算をする、ひき算をする
(いずれも=正確さ)、数をおろす」
繰り返しでできるものです。
(Qゼミでは「わり算得意なたて・かけ・ひき・おくん」で学習をします)

わり算でつまずくのが、実は、最初の商をたてるところなのです。
子どもは慣れていないと、商をたてるときに、別にかけ算の筆算をして
答えに近い数を1つ1つ探していきます。

一方、慣れている子はだいたいいくつだから、このぐらいかなで商の
見当をつけ、かけ算に取り組んでいきます。

この時点で、計算問題をやっていくと、4~5問程度の差が生まれ
時間を計ると、速い子の3倍くらいの時間がかかってしまうのです。

そうすると、時間が限られているテストでは、得点にならないため
子どもは算数嫌いにつながってしまうのです。

小学3年生・4年生の保護者の方は、お子さんのわり算の筆算を
見てください。
特に、商をたてることがスムーズにできないならば、早めの対策が
必要になってきます。

ご家庭でできる練習方法としては、たとえば、「782÷19=」
というわり算があったら、「782」の1の位の2をかくし、「78」にし
お子さんに「だいたいいくつ?」と問いかけてください。
これを「80」と言えることが大切です。

また、同じようにわる数の「19」も「20」にすると
「80の中に20はいくつある?」
となるわけです。

商をたてるときに
19×1=19、19×2=38、19×3=57、19×4=76
・・・と順々にかけ算をさせずに、「だいたいいくつ?」という問いかけで
練習してみてください。

「わり算」がスムーズにいくことが、じつは「9才の壁」を突破できる
きっかけになるのです。
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